
本当にフィクションじゃないのか?と思ってしまうほどドラマティックな偉人たちの人生を見事に描いたオススメ伝記映画をご紹介いたします。
リアリティがあるからこそ胸を打つ、心を揺さぶる映画に感動します。自分の人生を見つめ直すきっかけになるかもしれません。淡々と過ぎていく日々にお疲れの方の是非見てもらいたいオススメ30作品です。
1.英国王のスピーチ
www.amazon.co.jp/dp/B007VYVIHC
公開年:2010年
監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファース/ヘレナ・ボナム=カーター/ジェフリー・ラッシュ
【あらすじ】
英国王ジョージ6世は、幼いころから吃音に悩み、内気な性格だった。厳格な父、ジョージ5世はそんな息子を認めず、様々な式典などでのスピーチを命じてくる。ジョージ6世の妻エリザベスはそんな夫の為にスピーチ矯正の先生として植民地出身の平民である言語療法士を連れてくるが…。
【おすすめポイント】
コンプレックスを抱えた国王のプライドと苦悩、努力する姿に多くの人が感動し話題になりました。第83回アカデミー賞では作品賞を含め4部門受賞し、日本で公開されると、累計動員数が150万人を突破するなど多くの人が劇場に足を運びました。主人公ジョージ6世、その妻、言語療法士の3人を演技力に定評のある俳優が演じていることで リアリティのある胸を打つハートフルな伝記映画にしています。
疲れたとき、落ち込んだ時にオススメな、努力と信頼に感動する映画です。
2.戦場のピアニスト
www.amazon.co.jp/dp/B00AA4G7O4
公開年:2002年
監督:ロマン・ポランスキー
出演:エイドリアン・ブロディ
【あらすじ】
ポーランドはドイツの占領下にあった1940年、ユダヤ系のピアニストであるシュピルマンは家族と共に住んでいたが、ユダヤ人収容所移送が始まってしまう。家族は収容所に連れて行かれ、シュピルマンだけ逃れることが出来るが、潜伏生活は過酷なものだった。そして飲まず食わずに隠れていたシュピルマンが1人のドイツ兵に見つかり…。
【おすすめポイント】
ドイツの占領下でのユダヤ人の迫害は誰もが知っているでしょう。リアルな描写は本当に残酷で目を覆いたくなります。とても重いテーマですが後世に伝えていきたい伝記映画の一つです。
シュピルマンを演じるエイドリアンが素晴らしく、その壮絶な人生を強いられる姿、そしてラストは圧巻のピアノ演奏です。吹き替えなしで挑んだシーンを堪能してください。
3.Ray/レイ
www.amazon.co.jp/dp/B000B4NFCU
公開年:2004年
監督:テイラー・ハックフォード
出演:ジェイミー・フォックス
【あらすじ】
レイ・チャールズ・ロビンソンは17歳でシアトルに向かおうとバスに乗った。当時は黒人というだけでバスの席が隔離されていた。レイは目が見えない。そのことでバスの運転手に暴言を吐かれてしまう。
【おすすめポイント】
2004年に亡くなったソウルの神様レイ・チャールズの伝記映画です。目が見えず、まだ黒人の差別もあった時代で、音楽で成功を収めるまでの苦悩は心の葛藤が描かれています。ジィミー・フォックスの気迫の演技も高く評価されました。
何かに挫折した人や、今の生活を苦しんでいる人に特にオススメです。強く生きるとはどういうことなのか、諦めない勇気と感動に包まれます。
4.チェ 28歳の革命
www.amazon.co.jp/dp/B00OA4ZUL6
公開年:2008年
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ/デミアン・ビチル
【あらすじ】
1955年、若き医師チェ・ゲバラは貧しい人々を助けようと志していた。そんな中、チェ・ゲバラはメキシコ放浪中に、キューバの革命を画策するフィデル・カストロと出会い、共感する。そして偉大な革命家として突き進むようになる
【おすすめポイント】
一貫してドキュメンタリー風に造られた映画的要素が少ない伝記映画でなっています。なのでドラマチックな部分は少なく感じるかと思います。チェ・ゲバラの人柄、何故そこまでカリスマ性があったかなどが描かれていて、扇動者としての魅力が理解できることでしょう。
共産主義や、この時代の思想などに興味がある人にオススメ。チェ・ゲバラって名前は聞くけど…と気になる方にも一度見てもらいたい映画です。
5.チェ39歳 別れの手紙
www.amazon.co.jp/dp/B009NPAVQQ
公開年:2008年
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ/デミアン・ビチル
【あらすじ】
キューバ革命に成功した1959年。チェ・ゲバラは国際的な名声を手に入れていた。しかしチェ・ゲバラは家族と最後の食事を済ませると急に姿を消してしまう。ボリビアに向かうチェ・ゲバラに待っていたものは…。
【おすすめポイント】
革命の英雄を描いた2部作の後半です。前作に引き続きドキュメンタリー風で無駄を排除した映像がリアリティを増して、胸に響きます。現代の日本人にはなかなか共感しづらい思想も含まれるため、難しい個所もありますが、高潔な信念を持った偉大な英雄の日常、そして決断した道に感銘を受けるでしょう。正義とは何かを問うオススメな伝記映画です。
6.ストレイト・アウタ・コンプトン
www.amazon.co.jp/dp/B01LTHLBZ0
公開年:2015年
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:ジェイソン・ミッチェル/オシェア・ジャクソン・Jr
【あらすじ】
1986年、アメリカでも犯罪多発地域と知られるカリフォルニアのコンプトンに5人は住んでいた。やがて「N.W.A」というヒップホップグループを結成する。すぐに絶大なる人気を集める彼らだったが、社会からの偏見や裏切りといった苦難にぶち当たることになる。
【おすすめポイント】
伝説のヒップホップグループ「N.W.A」の結成から脱退、再結成までを描いた音楽伝記映画です。社会との軋轢から生まれるヒップホップは見応えもあり、見た人の口コミでも高評価を得ています。ヒップホップを好きではない人にもオススメ出来る映画です。
7.バード
www.amazon.co.jp/dp/B003EVW5LY
公開年:1988年
監督:クリント・イーストウッド
出演:フォレスト・ウィテカー
【あらすじ】
モダンジャズ、ビ・バップの創始者でもあるサックス奏者チャーリー・パーカー。彼の愛称が「バード」だった。拍手とおひねりが飛び交う華やかなステージ上からは見えることが無かった影の苦悩の姿。麻薬に溺れ、芸術と自己の内面とに傷つき、向かい合いながら、成功と破滅の人生を歩むバードは…。
【おすすめポイント】
ジャズ好きで知られるクリント・イーストウッドが監督と製作の音楽伝記映画です。
劇中演奏される名曲の数々に震えます。ジャスファンには特にオススメです。アーティストの苦悩を描いた伝記映画は数々ありますが、鳥肌が立つほどの光と影を見事演じきっているフォレスト・ウィテカーの鬼気迫る演技と音楽、そしてイーストウッド監督の影の演出で心を揺さぶられる余韻の残る映画になっています。

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